
ちと早いですが新宿ピットイン様創業60周年おめでとうございます。1965年つったら北爆が開始され、イザナギ景気が開始、マルカムXが暗殺され、僕が2歳になって、内心で「あと4~5年経ったら、実家(飲み屋)の手伝いをしなくちゃなんねえな」と腹を括った歳ですから忘れられないですね。新譜としてコルトレーンの「至上の愛」やマイルスの「ESP」がリリースされてたんだからガチンコもガチンコでしょう。
50周年の時は、相倉久人先生が亡くなって、僕、代理で文化センターの司会やって、諸先輩方から「なんでお前が司会やんの?」という感じで、それはそれは冷たい視線にさらされ「全員ぶっ殺してやる」と心に固く誓った若気の至り笑。あれから10年。少しは大人になったものだと思います。
というか、1965年から60年。日本のジャズ界にもいろんなことがあったものです。天国におられる、地上におられる諸先輩方を心から尊敬します。能や狂言の世界みたいに、20代から90代までが現役でいる世界になるなんて、1965年の当時のあの先輩、あの先輩、あの先輩たちは思っていたのでしょうか。そして、まだ20代だったり30代だったりしていた、諸先輩方は、60年後の未来即ち今年を見たら、どう思うのでしょうか?
「たった今」というのは、いつだって最低最悪に絶望的で、いつだって希望に満ち溢れていると思います。過去や未来と比べ、どんだけ苦いもんなんだろうか。「たった今」というのは。ジャズは、他のどの音楽よりも、その苦味をとことん味わうための音楽なのではないか?と思っています。
お客様のご愛顧、ご指導ご鞭撻賜りまして、僕のようなジャズ界の出来の悪い放蕩息子が「年末の3デイズ」の枠を頂戴して20年ほど経ちます。その1回目からずっと継続しているプログラムがありまして「大友良英とのデュオ」と「山下洋輔とのデュオ」です。鈴木店長から「あの2つを文化センターでやってよ」と言われ、「え?あれやんの?笑。あんな密室プログラム汗」とたじろいだのですが、日本のジャズ界もすっかり老け込みまして、暴動のような事も久しく起こっていないでしょうから、文化センターにお越しくださった日本のジャズファンの皆様から野次られたり考え込ませたり、死ぬほど感動させたり、死ぬほど怒らせたりして、とにかく無駄に血圧をを上げ、寿命を縮めてしまおうと思っております。
その代わりに、今年の年末の3デイズは、もっと酷いことになります。大友良英、山下洋輔は日本を代表する偉大なジャズメンですが、今年はその代わりに、僕がジャズピアニストとして、ピアノトリオで演奏するのと、生成AIを使って、1人だけでパフォーマンスをします。「え?何言ったお前、今?」と思ったでしょう。
菊地成孔
12/2(火) 24(水) 25(木)
開場19:00 開演19:30
前売¥5,500 当日¥6,050(共に、1ドリンク付)
◎11/2(日) より、チケットぴあ(https://t.pia.jp)、新宿ピットイン(AM11時より、店頭販売のみ)にて、チケット発売開始。
*チケット発売日に限り、お1人様各日2枚までの、ご購入となります。
Pコード:311-631
2日 菊地成孔 クインテット
菊地成孔(Sax,Vo)林 正樹(P)宮嶋洋輔(G)小西佑果(B)秋元 修(Ds)
24日 菊地成孔 トリオ
菊地成孔(Sax)須川崇志(B)秋元 修(Ds)
25日 菊地成孔 Solo
菊地成孔(Sax,Pf,Voc,Sabal,Rap)

「俺はドラマーだもん」
プレイヤーが多くて、誰を見たら良いかわからない時は、俺を見てくれ。
俺は大勢の中からお前の音を探して、お前の味方になるから。
だって、俺はドラマーだもん。
カルテットでプレーしていて失敗したら、俺を聴いてくれ。
俺は間違えたお前に寄り添って、どこまでも一緒に突っ走るから。
だって、俺はドラマーだもん。
俺とデュエットしていて、頑張って頑張って、それでも疲れたら。
俺に任せてくれ。俺はお前のやってきたことを無駄にはしないから。
だって、俺はドラマーだもん。
どうやってもうまくゆかなくて、客が帰り始めたら、俺に任せてくれ。
客の最後の一人が帰るまで、俺は叩き続けるから。
だって、俺はドラマーだもん。
森山威男
1/2(金) 3(土) 4(日)
開場17:30 開演18:00
¥5,500(1ドリンク付)
◎12/1(月) AM11時より、店頭販売、電話(03-3354-2024)、またはホームページの各公演日のチケット予約フォームから、チケット(予約可、開場時優先入場整理番号付)前売開始。
2日 森山威男(Ds)本多俊之(Sax)相川 瞳(Vib,Per)須川崇志(B)ゲスト:カニササレアヤコ(笙)新倉 瞳(Cello)
3日 森山威男(Ds)守谷美由貴(Sax)田中信正(P)須川崇志(B)
4日 森山威男(Ds)川嶋哲郎(Sax)田中邦和(Sax)魚返明未(P)須川崇志(B)
Photo:フヂモリトオル

2025年の11月にPIT INNで行われた大友良英さんが主催している「アジアン・ミーティング・フェスティバル 」の20周年記念ライブに参加させて頂きました。シンガポール、韓国、クアラルンプールそして中国というアジア各国の創造的なミュージシャンが集まり素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。一緒に音を出せて色々な発見もあり心から楽しみました。20年前からこの様な試みを続けている大友さんには驚きと尊敬の念に堪えません。
ここ数週間で日本のミュージシャンの中国公演が軒並みキャンセルされました。時に音楽は何か大きな力の前では無力なのかも知れません。国を超えた繋がりや信頼が深く育っていく為には長い時間と膨大な熱量が必要です。我々はパンデミックを乗り越えました。活動を止めない事の大切さと尊さを身をもって知っています、また一度崩れたものは容易には元に戻らないと言う事も。未曾有の事態が起こると真っ先に淘汰される音楽やエンタテインメントです、だからこそ大切に育てた文化や繋がりが無くならない様に守っていかなければいけないのだと強く感じています。音楽は人間が設定した国境という境界線など軽々と越えることができると言う事も我々は良く知っています。一日も早く状況が良くなる事を祈っております。
今回は二夜続けてPIT INNに出演させて頂きます。一日目は大友良英さんとのデュエットで、二日目は自身のバンドRS5pbになります。大友さんとのデュエットは2024年に池袋にあるカフェ「kakululu」さんでコンサートを行い同時にライヴレコーディングも行いました。その時の音源が恐らく出来上がって間に合えばこの日に発売される予定です。ライヴも音源も是非お楽しみに!何より僕自身が大友さんとデュエットという編成で音を出せる事をとても楽しみにしております。
RS5pbはもう何年続けているのか分からないくらい長く一緒にやっています。このバンドで中国の深圳や香港で演奏しとても歓迎して頂いた事を懐かしく思います。毎回自身が作曲した曲を何倍にもドラマチックに仕上げてくれるこのメンバーと一緒に音を出せる事を心から幸せに思います。
どちらの公演も皆様のお越しを心からお待ちしております
開場19:00 開演19:30
¥3,850(1ドリンク付)
◎1/2(金) 15時より、店頭予約、電話(03-3354-2024)、またはホームページの各公演日のチケット予約フォームから、予約(開場時優先入場)受付開始。
予約の受付は前日までとさせていただきます。
27日 RS5pb (RUIKE SHINPEI 5piece band)
類家心平(Tp)田中”tak”拓也(G)中嶋錠二(P,Key)鉄井孝司(B)吉岡大輔(Ds)
「俺はドラマーだもん」
プレイヤーが多くて、誰を見たら良いかわからない時は、俺を見てくれ。
俺は大勢の中からお前の音を探して、お前の味方になるから。
だって、俺はドラマーだもん。
カルテットでプレーしていて失敗したら、俺を聴いてくれ。
俺は間違えたお前に寄り添って、どこまでも一緒に突っ走るから。
だって、俺はドラマーだもん。
俺とデュエットしていて、頑張って頑張って、それでも疲れたら。
俺に任せてくれ。俺はお前のやってきたことを無駄にはしないから。
だって、俺はドラマーだもん。
どうやってもうまくゆかなくて、客が帰り始めたら、俺に任せてくれ。
客の最後の一人が帰るまで、俺は叩き続けるから。
だって、俺はドラマーだもん。
森山威男
1/2(金) 3(土) 4(日)
開場17:30 開演18:00
¥5,500(1ドリンク付)
◎12/1(月) AM11時より、店頭販売、電話(03-3354-2024)、またはホームページの各公演日のチケット予約フォームから、チケット(予約可、開場時優先入場整理番号付)前売開始。
2日 森山威男(Ds)本多俊之(Sax)相川 瞳(Vib,Per)須川崇志(B)ゲスト:カニササレアヤコ(笙)新倉 瞳(Cello)
3日 森山威男(Ds)守谷美由貴(Sax)田中信正(P)須川崇志(B)
4日 森山威男(Ds)川嶋哲郎(Sax)田中邦和(Sax)魚返明未(P)須川崇志(B)
Photo:フヂモリトオル
