辛島文雄のサイドマンとしての活動は、実にエルビン・ジョーンズ(Ds)＝ジャズマシーン（インターナショナルジャズマシーンとジャパニーズジャズマシーンとも含む）以来のことであることはあまり知られていないようであります。ともあれ、数少ないピュアなジャズミュージシャンとして若手の模範としてその生き方を慕われ、音楽的に影響を与えることも少なくはありません。しかし、このCDの演奏からはサイドマンのピアノはこうある模範ともいえる奏法の奥深さを感じられます。共演者ともども瑞々しさを放ちながら質の高いアルバムに仕上がっております。

ボストン GP-178PEとニュータイプのピアノブースター・U.ベースとの出会いによる華麗なる響き

日時1月29日（金）　Open19:00 Start19:30  

会場：関内・弁天STUDIO

ピアノブースター・U.ベースについて

1月29日（金）関内・弁天スタジオで行われる新春特別ジャズコンサートで使用されるピアノ備品のピアノブースター　U.ベースは、昨年から、辛島のツアーで必ずといって良いほど携行しており、今では、ツアーのピアノ備品として無くてはならないものです。かといって全てのステージに使用するとは限らないのですが、概ね、使用する割合が多くなっております。ピアノブースターといっても、専門的な用語で分かりづらいかと思います。簡単に言えば、グランドピアノの足にはかせるものです。通常は丸くて黒い木製かプラスティック製のものです。ピアノの購入時に必ず付帯していますが、流通経路によっては無いことも多々あります。オプションで購入することもできます。この備品に独自のノウハウを持たせた特注品も多くあります。今回のピアノブースター　U.ベースはその特注品の１つと思って下さい。色合いはメルサワという素材の木目を活かした明るいベージュです。その効果の程は会場に置かれてあるピアノとそのステージ構造によって異なりますが、ピアノの響きが明らかに変わる事があります。その都度、ピアノの響きをチェックしてから使用するようにしています。辛島文雄のようなツアーピアニストにとってピアノの響きの善し悪しはその日の演奏にも影響を及ぼしますので、今では大変に重宝しております。このピアノブースター　U.ベースは昔からお世話になっている福井市の上田テクニカという調律の会社で開発された商品です。そこの社長の上田喜久雄さんの親戚で上田道世さんという方が神奈川県の関内で弁天スタジオというスタジオを経営されております。今回、新たにBOSTON GP-178PEというピアノを入れており、そのこけら落としにピアノブースター　U.ベースを使用して行うことになりました。普段あまりこのような事を気にされて演奏を聴くことも無いかと思われますので、なにやら興味津々なことになりそうです。